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CAMP
キャンプ場においてのマイルーム=テントの設営は、テント泊をEnjoyできるかどうかの重要なポイントです。たとえ同じキャンプ場でも、設営場所によって快適性や利便性に大きな差が出ます。自分たちにとって、どこが快適か、どこが便利かを考えて、設営場所を選びましょう。各ポイントの特徴をしっかりつかむことが、家族構成や好みにマッチしたベストポジションを探すコツです。
●林の中…木に覆われた場所は、多少の雨なら防いでくれる。ただし、枯れた木の枝が落ちてくるので注意が必要。
●水場の近く…手が汚れてもすぐに洗える水場の近くは、なにかと便利。夜間のトイレも利便性が高い。
●電灯の下…好みが分かれるが、小さな子供連れの家族や女性が多い場合、多少の明かりがあると安心。
●入り口の近く…オートキャンプ場でない場合、重い荷物を移動させる距離が短くてすむのが最大のメリット。
●傾斜のないところ…寝心地のいいフラットな場所は、キャンプ場の一等地。空いていれば、優先して選びたい。
自由に設営場所を選べる「フリーサイト」のキャンプ場で注意したいのが、そうとは知らずに危険な場所にテントを設営してしまうこと。不便や不快なだけでなく、時には命にも関わります。とくに山の天気は変わりやすく、近年はゲリラ豪雨など、急な大雨に襲われるケースも。また、クマやイノシシなどの野生動物が生息しているキャンプ場もあるので、テント泊を安全に楽しむために危険箇所をしっかり把握しておきましょう。
川の近くでもっとも危険なのが、中洲。雨による少しの増水でも、テントごと流される恐れがある。キャンプ場が安全を認めていない限り、テント泊は絶対にNG!
安全そうに見えても、野生動物が出没するなど、指定エリア外には危険がいっぱい。キャンプ場も安全を保証していないため、万が一の事故が起きてしまった際は自己責任に。
崖の下は、落石や土砂崩れの危険が。小さな石でも、当たると大ケガにつながるため、落石した石のかけらがあるような場所には設営しないこと。
突然の大雨でテントのまわりが池に……。なんてことにならないよう、地質にも注意を。寝心地は悪いが、固い土よりもジャリのほうが雨天時の水はけがよい。
テント泊には、安全&快適な時間をすごすための様々なテクニックがあります。その基本は「自然の声を聞いて、起こりうる事態を想像する」こと。どれもちょっとしたことですが、快適さや安全性に関わるので覚えておきましょう。頭を使って自分なりに工夫を凝らすのも、インドアでは味わえないテント泊の楽しみです。
ポリエステル製のテントやタープは、火の粉が飛ぶと、穴が空いてしまう恐れがある。大事な道具を守るためにも、たき火をする際は最低でも3メートルは離そう。自然を傷つけないように、立木や草むらからも3メートル以上は離して。
どうしても傾斜のある場所に設営せざるを得ない時は、頭が傾斜の上側にくるようにテントを設営するのが正解! 頭が下側では寝づらく、傾斜に対して横向きに寝るとゴロンと転がってしまう。
テントの大敵といえば「風」。入り口を風下に向ければ、テントへの吹き込みをやわらげることができる。あまりにも風が強い時は、風上に車を移動してテントをガードするという裏ワザもアリ。
「ペグ」とは、テントを地面に固定するための杭のこと。通常はテントとセットで販売されています。しっかりと固定されていないテントは、風が吹けば簡単に飛ばされて破損してしまう原因に。それを防ぐための「ペグ打ち」は、テント設営の基礎にして最重要ポイントなのです。基本をおさえて、快適なマイルームを設営しましょう。
地面に対してペグを45度で打ち込み、そこにロープを45度でかけるのがベスト。引っ張られる力にもっとも強い。
突き出たペグは転倒のもと。とくに夜間は明かりが少ないために危険も大きい。しっかり根もとまで打ち込んでおこう。
十字にしたペグにロープをかけ、大きめの石や砂を詰めたビニール袋を置く。重りの代わりになってテントを固定できる。
近くに木や大きな岩があったら、それを上手に利用しよう。ロープを巻きつけるだけの手軽さながら、安定感はバツグン。
地面が砂地などの場合、ペグが抜けやすいことがある。2本のペグをクロスさせて打ちつけると、強度がアップ。
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