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ACTIVITY
達人が語る、スタンドアップパドルボードの魅力
いま、世界的に大注目のアクティビティ・SUPの魅力とは? SUPの達人である『日本スタンドアップパドルボード協会』理事長の原良一さんに、お話を聞きました。(写真提供:日本スタンドアップパドルボード協会)
「サーフィンとは見える景色が違いました」
私がSUPを始めたのは、いまから8年ほど前。もともとウインドサーフィンをやっていて、「同じ海のスポーツだし、やってみようかな」ぐらいの気持ちでした。ウインドサーフィンって、実はものすごいスピードが出るんです。SUPも波に乗ることはできるけれど、ゆっくり進むイメージがありましたから、最初は正直「なにがおもしろいんだろう」と思っていました(笑)。
でも、実際にやってみたら、これがおもしろい。同じ海の上なのに、見える世界がまったく違ったんですよね。「こんな景色だったのか」と、初めてじっくりまわりを見ましたし、海の中を覗けばたくさんの魚がいる。猛スピードで海面を走ったり、波に乗っている時には気づかなかった、海の別の魅力に出会うことができました。それに、立って漕ぐSUPは、おのずと視点が高くなります。カヌーやカヤックのように座っている時とはまた違いますし、水の中を見下ろす感覚もSUPならでは。雄大な自然を楽しむには、ピッタリのアクティビティですね。
SUPは風を利用するウインドサーフィンと違って、風や波があっても、自分で漕がないと前には進みません。はじめは遅いと感じるかもしれませんが、自分の力だけで前に進み、スピードを出していることを実感すれば、きっと大きな達成感や充実感を得られるはずです。家族や友達と隣の浜までツーリングに出かけたり、ボードの上で釣りやヨガをしたり。SUPは、工夫次第でいろいろな遊び方ができるクリエイティブなアクティビティ。自分たちで遊び方を考える。そんなところも、SUPの楽しさだと思います。
原 良一
はらよしかず。日本でのSUPの健全な普及・振興を目的として活動する『一般社団法人 日本スタンドアップパドルボード協会』理事長。『ヨコスカパドルクラブ』を主宰し、『日本ウインドサーフィン協会』ルール委員長などを兼任する。2016年5月、神奈川県・横須賀市にて、SUPやサーフィンなどのウォーターアクティビティが楽しめる、水遊びクリエイトカンパニー『H2スポーツクリエイション』を立ち上げる。
日本スタンドアップパドルボード協会:
http://supa-japan.org/
ヨコスカパドルクラブ:
http://www.yokosukapc.com/
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